ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2016年(平成28年)12月4日 ベストグループ道央・道南見聞会 ③

道徳とは、徳ある人の道です。道徳の学習指導要領には、道徳について「①主として自分自身に関すること②主として他の人とのかかわりに関すること③主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること④主として集団や社会とのかかわりに関すること」と書かれています。

(命)とは、生物の生きてゆく原動力、生命力。肉体に命が宿るには、宝くじで一億円が百万回連続当選する程、難しいと遺伝子科学者は発表しています。

遺伝子科学者は命のことを「サムシンググレート」、あるいは「偉大なる存在」と言います。命が人間の肉体に宿ることを目的としているのです。命は人間の肉体に入りたくて堪らないのです。

(真理)とは本当のこと。普遍の真理(変わることのない本当のこと)、または、確実な根拠に基づいて普遍的(広く行き渡るさま)に正しいと認められることの内容、または、一般に否定のしようもなく、正しいと認められる事柄、誰もが認めなくてはいけない、普遍的で妥当性のある法則や事実。誰でも否定してはいけない事実。

真理とは普遍的でどこにでも存在であり、どこにでもある法則であり、誰でも真理だけは否定してはいけないのです。なぜなら、日本の教育基本法の目的にも「真理と正義を希求せよ」と書かれているからです。

しかし今、真理を教える方がいないのです。私の育ての母は小学校六年までしか出ていませんが、「晃弘、人間は真理を知るために生まれたんやで。真理を知らずして人にあらずという言葉を覚えておきなさい。真理を知って、初めて人なのだよ」と教えてくれました。

私の育ての母は何度も教えてくれましたので、「人間は真理を知るために生まれたのだな」と子供ながらに思っていたのです。日本人は真理を知ることが人間の生まれた目的だということを知っており、道徳の大切さや命の存在を子供に教えていたのです。

ベストグループは高徳者(優れた徳の高い人、優れた道を悟った立派な行為、善い行為をする性格の高い人)をお育てするグループです。ベストグループの目的は、物質の世界の成功者を育てることでもありません。物質の世界の敗北者を育てることでもありません。

ベストグループは、道徳の中でも高徳者をお育てしているグループです。高徳者だけが、命や真理が分かるということなのです。高徳者を育てるには簡単です。恵の里の本部の研修で三日間私と一緒生活をすると、帰る時には大半の方が浄いな心になるのです。その時にみんな「心配、不安はありません」と言います。

しかし、家に帰ってこの世の物質の魅力に負けると、ほとんどの方が元に戻ってしまうのです。人間はこの世の物質の魅力に負けるように創られているのです。この世の魅力に克った方だけが、命や真理に到達するのです。私はこの世の魅力に負けなかったのです。

命や真理が分かるには、心が浄いになることが条件なのです。少年のような浄いな心でないと、真理は分かりません。ですから、この世のことで心が汚れた方は、少し時間がかかるのです。

心が浄いな方にとっては、命や真理はこんな簡単なことはありません。瞬時に人生が変わるのです。私のような者でも変えて下さったのです。

真理の中にこの世界があるのです。だから、命や真理を学び出したら上手くいくに決まっているではないですか。真理とは本当のことです。真理を学び出すと人生観まで変わってくるのです。体も健康になってくるのです。命や真理を学び出すと何もかもが良くなるのです。

では、なぜ学ばなかったのですか。それは、命や真理を教える方がいなかったからです。書物を読んでも命や真理は分かりません。一回学んだだけで命や真理が分かるものですか。私は命や真理が分かるためにどれだけ努力をしてきのでしょうか。

真理について学び出すと、内面から浄いな心が出てきて、人格が穏やかになるのです。命や真理の話を聞くだけでも人格が変わるのです。命や真理の内容が分からなくても、聞いただけでも内面から変革が始まるのが、命や真理という内容なのです。

命の存在について聞いただけでも、内面から変革が始まるのです。その結果、人間が素晴らしく変わってくるのです。

真理を知ることが人間の生まれた目的です。ですから、「真理を知ろうかな?」この程度ではいけません。「人類や社会のお役に立ちたい。素晴らしい人間になって、少しは社会に貢献したい。真理とは何ですか? 真理を知りたい」と本当に思わなければ、真理は分かりません。

真理が分かる人を育てるお手伝いさせて頂くために、ベストグループは創られたのです。人間も最後は死にます。それは当たり前のことです。真理に到達したら、人生は完成したということです。

私はあなた方を真理に到達するお手伝いをさせて頂きたいのです。真理が分かる人間を千名お育てしたいのです。真理に到達する人間を百名お育てして、人生を終えたいのです。

そして次は、あなた方が私の意志を引き継いで、今度はあなたたちが、命や真理が分かる人をお育てするお手伝いをして頂きたいのです。

※内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。